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女性活躍推進が強く求められる様になり、研修で登壇させていただく機会がとても増えています。そうした場所で、「管理職にはなりたくない」としり込みしている優秀な女性にたくさん出会いました。本当にもったいないと思います。男性管理職のように長時間働けないから、あるいは夜遅くまで飲みにいけないから管理職にはなれない、と思う必要はありません。むしろ、女性であることを楽しみながら、その強みを活かして自由に仕事をすることができます。

そもそも、社会からは女性が男性の真似をすることではなく、女性が女性らしく価値を発揮することが求められているのではないでしょうか。男女それぞれが得意分野の力を発揮してチームで仕事をすることで、組織のダイバーシティ(多様性)の強みが発揮されるようにしていく必要があります。

■問題解決に役だつ女性の力
「問題解決」というと論理性・計数処理といった男性的な能力を思い浮かべる方も多いと思います。私は女性経営者の方と話をする中で、女性には女性ならではの問題解決方法があり、それは今の社会にも非常に有効であると考えています。
(1)感情の力
女性は感情的だからやりづらい、と言われることもありますが、実はこれこそが今の時代における強みになると思います。行動の原動力になるのは理屈よりも感情です。「絶対これをやりたい!」「これでお客様を増やしたい!」といった情熱的な感情があればこそ、次の「ではどうやってそれをやろうか」という実現可能性が高まる原動力となるのです。

理屈で成長市場が見つかる時代は終わりました。むしろ女性が得意な、自分の感情に素直になることが、他社との差別化でも、行動力強化でも有効なのです。

(2)ネットワークを創造する力
セミナーのグループワーク等をやるといつも思うのですが、自己開示をし、初対面の人と協力関係を築くのは、圧倒的に女性の方が上手です。求められる知識・経験・専門性の幅が大きく広がり、また変化が速くなった現在、自分・自社の知識や経験で対応するよりも、むしろより専門性の高い知己をたくさん持ち、その人たちに助けてもらう力があることのほうが、付加価値が高い、と思います。

ネットのSNSでの評判でモノやサービスの売上が上がる、といった現象でも、女性の「口コミ」の力が発揮されることが多いもの。女性の得意なネットワーク力が発揮される場所です。

(3)頭ではなく、心で感じる能力
マーケティングの観点からすると、必要なモノやサービスがほぼそろっている現在の社会では、これから売れるモノやサービスには、人の感性に訴えることが求められます。その点、スペックや性能、という機能面を重視する男性に対して、女性は「かわいい」「面白い」「さわり心地がいい」といった感性でものを選ぶことが多いもの。とすれば、女性の得意な感性を生かすチャンスはこれからどんどん広がります。

■宝塚ブス25か条にも女性の魅力を発揮するヒントが
「宝塚ブス25か条」というのをご存知ですか?是非、全文をお読み頂きたいと思いますが、ここでは、女性が職場で魅力的に輝くためにヒントになると思うところを3つご紹介します。

(1)いつも笑顔で(「ブス第1条:笑顔がない女性)
男性の笑顔ももちろん素敵ですが、女性の笑顔は周囲を明るくします。楽しいから笑顔になるのではなく、笑顔でいると楽しい気分になるのです。また、笑顔の周りには、親切や思いやりが集まってきます。男性よりも女性のほうが得意なことのひとつですよね。

(2)楽観的に考える(ブス第17条:悲観的に考える女性)
リーダーが楽観的に構えていれば、部下も安心してついてきます。実際に行動に移す前には、現実的に準備することが必要ですし、その中で悲観的なシナリオも検討することも必要でしょう。そこは、ちょっと理屈っぽい男性社員の論理的認識力を引き出して対応してはいかがでしょう。

(3)他人のアドバイスや忠告を受け容れる(ブス第23条:他人のアドバイスや忠告を受け容れない女性)
リーダーとなってからも積極的に他人のアドバイスを受け容れて改善すべきは改善することの必要性について、よく経営者との話で出てきます。女心と秋の空、という言葉もあるように、男性からは女性の柔軟性は理解しづらい面もあるようですが、これこそが女性の強みではないでしょうか。

この強みを活かすためには、他人のアドバイスを素直に聞いて、もし役に立つと思えば、意固地にならず受け入れることだと思います。今の社会で求められる専門性をすべて一人で身に着けることはどだい無理なのですから、女性の得意なネットワーク構築力を発揮するに限ります。一貫性に固執する男性社員に差をつけるチャンスです。

■女性であることを「しまいこむ」必要はなし
ここまで女性が男性よりも得意で、社会に求められるようになってきたことについて書いてきましたが、仕事の場でおしゃれを楽しむことももっとしてよいと思います。

たとえば、女性は髪型や服装が自分なりに「気分よく決まっている」と思うときにはその力を発揮しやすいと思います。私自身も経験がありますが、服装を着心地の良いワンピースにしたり、カラー診断をしてもらって自分が本当に似合う色の服を着たりすると自分の気持ちが上がります。すると自然に笑顔になり、周囲の人たちにも笑顔で接することができます。そのことで自信もわいてきます。

自分らしい服装、華やかな雰囲気、笑顔、自分が自信をもてるアイテムをどんどん取り入れましょう。男性の真似をするのではなく、女性がその力を発揮すれば、メンバー全体でより大きな力を発揮して仕事をすることができます。

小紫恵美子 OfficeCOM代表 中小企業診断士

《参考記事》
■新しい働き方で、企業と個人双方がつけなくてはいけない力。 (小紫恵美子 中小企業診断士)
http://sharescafe.net/45172807-20150614.html
■2015年は長時間労働崩壊元年に (小紫恵美子 中小企業診断士)
http://sharescafe.net/42734491-20150104.html
■新人配属の季節。この機会に先輩社員も○○をリニューアルしよう (小紫恵美子 中小企業診断士)
http://sharescafe.net/44247703-20150413.html
■「女性活躍推進」すら着手しない企業で成長はムリ。(小紫恵美子 中小企業診断士)
http://sharescafe.net/42290659-20141208.html
■「ニッポンのお母さん」はレベル高すぎ?OfficeCOM(小紫恵美子)ブログ
http://officecom-ek.com/?p=206


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