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大企業に勤めていても副業が推奨される今、起業に興味を持つ人は増えています。そんな中、常に注目されているのが資格の取得。なにもないところから資格を使ってどう稼ぐのか?資格を取ることで人生を逆転させた、経営コンサルタントで士業(特定行政書士)でもある横須賀輝尚氏の著書『ごく普通の人でも資格を取ってきちんと稼げる本』から、再構成してお届けします。



■勉強法は独学、通学、通信どれがいいか
独学、通学、通信などさまざまな勉強方法があります。最近はパソコンのソフトウェアを使ったものもあり、勉強の方法も多様化しているようです。

試験合格のためのひとつの判断として、勉強方法の選択があります。よくあるご相談が「どの勉強方法がいいでしょうか」というものです。

結論を言えば、いろいろな勉強方法を試し、自分に合ったものを見つけるしかありません。予備校に行けばモチベーションが上がり、仲間もできるかもしれませんが、時間とお金を使います。独学で勉強すれば、時間は自由ですが、孤独でかつ最新情報を自分で手に入れなければなりません。

ただ、勉強方法の目安を考えれば、お金がかけられない場合には、私のように市販のテキストと無料で得られる情報をもとに、徹底的に独学で取り組んでください。

この場合、「予備校のほうがよい」というような情報には耳をふさぐのです。自分が決断したのですから、自分のやり方を信じましょう。

■お金があるなら予備校に行くべき2つの理由
お金をかけられる場合には、迷わず予備校を選択してください。通信講座もありますが、独学でおこなうのとそれほど大きな差はないので、予算を組める場合には、予備校に通ったほうがいいでしょう。

それは、(1)受験に必要な環境を整えるための時間を短くする、(2)投資をすることによって自分の決意を確かなものにする、という2つの理由からです。

「予備校にかけるお金がもったいない」という考えもあるでしょうが、自分の人生をよりよくするための投資です。数十万円の投資ができず、数千万円の年収が手に入るなんてことはあり得ません。ですから、お金がある場合には、迷うことなく予備校に通うという自己投資を選択してほしいのです。

会社に勤めながら予備校に通うのは大変かもしれません。しかし、すべて楽をして思うような人生が手に入るはずはありません。

なお、参考までに私の場合、お金がなかったということもありますが、(1)講義を受講しても、聞いているようで実は時間の無駄になっていることが多い、(2)講義を受講しても、結局自分でもう一度勉強していることが多い、という理由から独学を選びました。

結果、合格することができましたが、勉強方法の違いによって、大きな違いが出るとはあまり考えられません。なぜなら、合格するための材料はすべてテキストとしてそろっているからです。

■「時間はつくるものという考えに立つ
もうひとつ。時間がない人のための時間活用法についてお話ししておきます。

まず、時間はつくるものという考えに立ってください。時間がないというのは、「時間管理ができない」ということにつながります。たしかに寝る間もなく忙しい時期もあるかもしれませんが、多くの場合は管理ができていないことが原因のようです。

そこで、お勧めなのが「早起き」です。シンプルな方法ですが、朝1時間だけ早く起きて勉強をする。これだけでも時間はつくれます。

実際、私は現在も4時半起床を心がけ、勉強や仕事の時間にあてています。ほかにも時間をつくり出す方法はありますが、可能であれば、朝の時間をお勧めします。

なぜなら、朝はいちばん誘惑が少なく、邪魔が入らないからです。テレビも朝はバラエティをやっていませんし、携帯電話が鳴ることもないでしょう。このような朝の時間を活用することをお勧めいたします。

■合格できない最大の理由は「甘え」だ
いずれにしろ、合格できない最大の理由は、やはり自分自身にあり、その根源は「甘え」なのではないかと思います。自分の人生を真剣によりよくしたいと考えたら、勉強くらい決意し、自己投資して真剣に取り組めるはずです。

「あなたは本気で試験に受かろうと思っていますか?」「そのための行動を起こしていますか」という質問に、即「イエス」と答えられるくらいの気持ちが大事です。

「そんなことを言っても忙しいし、時間が取れないし……」ということをおっしゃる方もいるかもしれませんが、結局、忙しい自分を選択しているのは、他の誰でもなく、やはりあなた自身です。

資格試験の受験者にありがちな、「試験に受からない理由を自分以外に求めるいいわけ症候群」にも気をつけましょう。受かるも受からないも、基本的にはあなた自身の問題であり、あなたが選んだ結果なのです。

とはいえ、前述のとおりいくら真剣にやっても、受からないことは当然あります。試験制度があまりにもひどい場合、あまりにも自分と試験の相性が悪い場合……。その場合には、もう一度考え直す時間を取り、試験を受け続けるかどうかの判断をしなければなりません。

その際にも大切なのは、誰かがこう言ったなどという人の意見ではなく、あくまでも自分の意思です。試験が自分の人生戦略にどうしても必要であれば、試験を受けなければなりません。その一方で、試験をあきらめることもひとつの判断です。

あくまでも、基本軸は「資格」ではなく、「あなた自身」であることをお忘れなく。

横須賀輝尚 パワーコンテンツジャパン株式会社 代表取締役/特定行政書士

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【プロフィール】
yokosuka
横須賀輝尚 パワーコンテンツジャパン株式会社 代表取締役/特定行政書士

士業専門の経営コンサルタント。2007年に日本では初めてとなる士業向けに経営スクール「経営天才塾(現LEGALBACKS)」を創設し、のべ全国3,000名以上の士業から相談を受け、相談件数は優に2万件を超える。主な著作に『会社を救うプロ士業 会社を潰すダメ士業』(さくら舎)、『資格起業BIBLE』(技術評論社)などがあり、25冊20万部超の著者。2023年から士業のための生成AI・ChatGPT活用研究を開始。最新刊『「ムダ仕事」も「悩む時間」もゼロにする GPTsライフハック』を2024年11月に技術評論社より刊行。週刊ダイヤモンド、毎日新聞などメディア掲載も多数。
X(旧Twitter) : @yokosuka_ai

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