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毎日の子育てや家事に追われるなかで、どうすれば笑いある家をつくれるのか? 登録者数30万人以上のYouTubeチャンネルで5人の子どもとの日常を配信するお笑い芸人のエハラマサヒロ氏と、人材育成コンサルタントの大村亮介氏が語ります。

今回は、思い通りにいかない育児において、予想外の出来事をどう楽しむことができるかについて、『新米パパも子育てが楽しくなる 笑いある家のつくりかた(エハラマサヒロ 大村亮介・etolabopublishing)』から再構成してお届けします。



■「せっかくだから楽しもう」
これだけは言わせてください。育児は絶対に、思い通りになんかいきません。でも、それが面白いともいえます。

大人になると経験豊富になって、たいていのことは想像がつきます。今これをしたら、あとでこうなる、ってね。でも、初めての子育てとなると、「なんで?」と想像を絶する事件が週に一度は起きるんです。

たとえば、いたずら盛りの幼児にテレビを割られる、とかね……。そんなときには、こう唱えましょう。「せっかくだから楽しもう!」

「楽しめるか!」って声が聞こえてきそうですが……。割れたテレビは危ないから、もちろんすぐにあと片づけしましょう。

でもそんなこと、2回も経験すれば、凹むよりもすぐに「火災保険で直そう」って発想になるもんです。予想外の出来事になんとか対処しているうちに、対応力が磨かれて、「今度はそうきたか!」と楽しめるようになるんです。

エハラ「あまり知られていませんが、子どもが突発的に壊したテレビって、火災保険で直せる場合があります。うちもお世話になりました。」

■赤ちゃんだって笑顔に癒されている
「子育ては、最高の贅沢」睡眠時間を削って、毎日必死で子育てしている人が聞いたら、「そんなのキレイごとだ!」と反論したくなるかもしれません。だって、そのときは本当に大変だから。

でも、やっぱり赤ちゃんの屈託のない笑顔やすっかり安心した寝顔を見ると、疲れが吹き飛んじゃうもの。

子どもが成長して、(成長した我が子ももちろんかわいいけれど)「赤ちゃんのときの笑顔はもう見られないんだな」って思うと、妙にさみしくなる。大変な日々も過ぎてみれば、あれは贅沢な体験だったんだ、って思うんですよね。

だけど、笑顔に癒されるのは大人だけじゃない。赤ちゃんだって、ママとパパが笑っていたら、きっとうれしいし、癒されているはず。

一番身近で、大好きなママとパパ。そのふたりがイライラしたりケンカしたりしているよりも、笑っているほうがずっと心穏やかに過ごせるはず。だから、子育てが大変なのは百も承知だけど、「せっかくなら楽しもう」の精神でいてほしいし、自分たちもそれを忘れないようにしたい。

楽しんで、笑い合う。それが家族みんなにとって一番心地よいことだと思う。

■「楽しいデータ」をためていこう!
子どもの写真や動画に、「撮りすぎ」はありません。つい最近、産まれたと思っていたら、もうハイハイを始めて、気がつくと普通に歩いている。子育ての先輩たちは口をそろえて、こう言います。「子どもの成長は早い」って。

産まれたての顔も、授乳後の満足げな顔も、寝返りできずに泣いている顔も、あっという間に見られなくなるんですよね。

だから、写真や動画はできるだけたくさん撮って、「今」を残しておいてください。あとで見返したとき、たった数カ月前のことでも、とても懐かしく感じられます。

それに、写真や動画を見て思い返すとき、楽しい瞬間が残っていれば残っているほど、大変だった記憶が楽しい記憶に書き換わっていたりするんですよね。

大村「うちの子は、足の裏を頬ずりすると声を上げて喜ぶ子でした。今でもよくその動画を見ては癒されています。」

■子どもの動画は、使える子育てツール!
どのような言葉をかけたら反応を示したのか?なにをしているときに集中しているのか?なにをしてあげたら嬉しそうにしたのか?そんな日常の動画も、撮っておくことをオススメします。

なぜなら、実はその動画が、後々めっちゃ使える子育てツールになるから!たとえば、祖父母に日ごろから動画を共有しておくと、孫の成長を見て喜んでもらえる。

だけど、それだけではありません。久々に帰省して祖父母に子どもと遊んでもらうときにも助かります。毎日一緒にいない祖父母からすれば、動画は情報の宝庫。

「こうすると喜ぶのね」「このおもちゃなら遊んでくれそう」「もう歩けるならここは注意しよう」と、準備しておいてくれることもあります。

子どもの目まぐるしい成長を日々細かく報告するのは難しいけれど、それを一発で伝えてくれるのが動画です。

さらに、子どもだって喜びます。子どもって、自分自身の動画が大好きなんですよね。たとえば、子どもがおむつ替えでイヤイヤしているときに、自分の昔の動画を見せる。すると、動画に興味を示します。その間に、ササっとおむつ替えを完了できるわけです。

ことあるごとに大活躍するので、動画はたくさん撮っておいて損はありません。

■「大丈夫、育児なんてみんな最初はできない」
安心してください。誰にだって「初めて」はあります。子育ても同じ。みんな、ゼロからのスタートです。

第一子なら、ママもパパも子育て初心者なはず。そんなときは、こう唱えましょう。「大丈夫、育児なんてみんな最初はできないんだから」なにもできないところから、一つずつできるようになっていく。子どもと同じように、親もまた成長の階段をのぼっているんですよね。

■「経験」が解決してくれる
人は、「知らないこと」や「できないこと」に苦手意識を持ってしまいがちです。でも、そんなネガティブな感情は吹きとばして、どんなことにも積極的に取り組んでいきましょう。経験を積めば、なんてことはなくなります。「知らない」ことは「知る」、「できないこと」は「やってみる」んです。

とくに大事なのは、やってみること。頭に入れた知識も、毎日実践していると「知っていること」から「できること」に変わります。子どもが身体の動かし方を覚えていくように、親も子どもの育て方を一つずつ覚えていけばいいんです。

大村「正直言うとぼくは最初、おむつ替えをするのに抵抗がありました。でも、経験を積んだ今ではなんとも思わないどころか、スキルが向上して「おむつ替え仙人」の称号を得るまでになりました!(我が家の階級制度による)」

■考えるな、感じ取れ!
なぜ、泣いているんだろう?なぜ、こんなにグズっているんだろう?理由がわからないと解決しようがないので、困ってしまいますよね。

心身ともに疲弊しているときは、イライラしてしまう気持ちもわかります。赤ちゃんに「なにをしてほしいの?」「どんな気持ちなの?」と聞いても、答えてくれるはずがありません。

「泣き止ませる方法」を検索してヒットした方法を試してみるのもいいですが、我が子にあてはまるとは限りません。やっぱり、我が子の気持ちは感じ取るしかないんです。

感じ取るにはどうしたらいいか。まず、目の前の赤ちゃんをよく観察します。それから、赤ちゃんの目線で考えてみる。ベッドに寝ている赤ちゃんには、なにが見えているんだろう?なにが聞こえているんだろう?

すると、赤ちゃんの表情やリアクションから、なにを求めているのかがわかることがあります。泣き声だって、よくよく注意して聞いていると、おむつを替えてほしいときの声と、お腹がすいたときの声が違うことに気づきます。

すぐにわからなくても大丈夫。そのうち、わかるようになりますから。

エハラマサヒロ お笑い芸人
大村亮介 人材育成コンサルタント/株式会社アールオージャパン 代表取締役

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【プロフィール】
ehara
エハラマサヒロ お笑い芸人

1982年大阪府東大阪市生まれ。吉本興業所属のお笑いタレント。2009年、2010年「 R-1グランプリ」準優勝、現在はミュージカルなど俳優としても活躍中。モノマネ、ギター、ボイスパーカッション、ダンス、似顔絵、マンガが趣味であり特技。家族7人のYouTube「エハラ家チャンネル」が大人気。ほかに Instagram・TikTok・X(旧ツイッター)も好評。

Youtube エハラ家チャンネル
https://www.youtube.com/@eharakechannel
X @eharamasahiro
Instagram @eharamasahiro
TikTok @eharamasahiro

oomura
大村亮介 人材育成コンサルタント/株式会社アールオージャパン 代表取締役

1980年埼玉県朝霞市生まれ。14歳と2歳の娘をもつ父。2008年に創業した会社では、人材開発や組織改革、事業再生等を手掛ける。なかでも人材育成に強く、これまで1万人以上の育成に携わった経験をもとに「エッセンシャル・コミュニケーション・メソッド」を提唱。現在は育児や夫婦関係にも活躍の場を広げ、「幸せな家族を創る」をテーマに活動中。著書に『 AI 新時代を生き抜くコミュニケーション術』(日本地域社会研究所)。

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