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朝を制する者は、一日を制す。けれど、本当の勝負は「朝」ではなく「前夜」にあります。寝る前の10分で翌日の動きをシミュレーションしておくだけで、驚くほどスムーズにスタートできるのです。そして通勤中は一日の流れを思い浮かべる……こんな事前のちょっとしたシミュレーションがタイパを劇的に向上させます。

今回は前日の夜10分にやるだけで翌日の効率が劇的に変わる習慣について、『賢い人の質と速さを両立させる時短100式(森田ゆき・かんき出版)』から再構成してお届けします。

賢い人の質と速さを両立させる時短100式
森田ゆき
かんき出版
2025-05-21


■前日の夜に「次の日やること」を決めておく
朝は1日の中で最も元気なタイミングです。そんなパワフルな時間を効果的に使うには、その日にやることを朝になってから考えているようでは少々遅すぎるかもしれません。1日のスタートダッシュを決められるかどうかは、前の晩のすごし方次第です。翌朝起きて、「今日は何をするんだっけ?」とあれこれ考えを巡らす必要のないように、前日の夜のうちに「翌日の予定」を確認しておきましょう。

と言っても、そんなに大げさなことをしなくても大丈夫です。日々のスケジュール調整によって、翌日の予定やタスクはある程度固まっているはずです。それをもとに、「明日はこんなことがあるな」といったことを、カレンダーや手帳を見ながらざっと確認するだけで十分です。この際、仕事だけでなく、プライベートの用事も併せて確認するようにしましょう。

「昼休みに〇〇をしておこう」「今日は習い事の日だったな」「定時で上がれたら△△時頃には着けそうだから、□□に寄って買いものをしようかな」といった具合に、頭の中で昼休みや終業後について軽くシミュレーションするイメージです。このような確認作業は、わざわざ机やパソコンに向かって考えたり、紙に書き出したりしなくても結構です。なんとなく頭の中で考えておくだけで、翌朝さくさくと動ける自分に気づくはずです。

なお、前の晩のどのタイミングでこのようなことをすればよいのかというと、天気予報を見たり、翌日に着ていく服を決めたり、持ちものを用意したりといったときがよいでしょう。ベッドに入ったあとや寝る直前だと、翌日の仕事のことが気になって寝付きが悪くなる可能性があります。そうならないよう、もう少し早いタイミングですませておくのが賢明です。

→1日は朝始まるのではなく、前の晩から始まっている

■朝の移動中に「今日の1日」を模擬体験
通勤中、あなたは何をしていることが多いでしょうか?電車通勤の人は、混み合った車内で何かをする余裕はないかもしれません。仕方なくスマホでSNSやネットニュースを、なんとなく眺めている人も多いでしょう。車通勤の人はスマホを見ることはできないので、その代わりにラジオで交通情報やニュースを聞きながら、なんとなく運転をしている人が多いかもしれません。

でもせっかくですから、そのような手持ち無沙汰な時間を使って、そのあとから始まる仕事時間のタイパを高めてみませんか?私はいつも通勤電車の中で、その日1日の流れを頭に思い浮かべていました。おおよそ次のような感じです。

「今日の午前中の会議の前に、ボスに○○の件を確認して作業開始。外にランチをしに行きがてら△△に寄ろう。
そういえばそろそろ美容院に行く時期だから、ランチを食べている間に予約をすませておこう。
午後はずっと作業ができる日だから、来週のプレゼン資料を3割くらい作って今日のうちにボスに送っておこう。
そうそう、来月の出張の手配もそろそろしておかないといけないから、今日のうちにロンドンの秘書さんに確認を入れておこう。
夜は友達とご飯を食べる予定が入っているから18時には会社を出よう。
今日のディナーは□□ちゃんもくると聞いているから、おしゃべりがてら来月の旅行のプランも立てられるかな。
本当に楽しみ!」

日々のスケジュール管理は徹底しているので、今日1日にやるべきタスクはカレンダーにきちんと入っている状態です。さらに、前夜にも次の日の予定を確認しているため、やることは頭にも入っています。そのうえで、通勤中に頭の中でその日1日の流れを模擬体験することにより、仕事モードに頭を切り替えられます。イメージトレーニングに近いかもしれません。簡単にできる方法ですが、通勤中にこれをやるかやらないかで、1日の調子がずいぶん変わってきます。ぜひ、試してみてください。

→1日の流れをイメージトレーニングすると思い通りの1日になりやすい

森田ゆき Make Value Spirit 代表 


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■プロフィール 森田ゆき Make Value Spirit 代表
morita
バークレイズ証券、ドレスナー証券(現アリアンツ生命)、AIG損保等、外資系金融機関で役員秘書として20年以上勤務。
時間と成果を求められる激務の中、仕事もプライベートを満喫するエグゼクティブから時間の使い方の真髄を学ぶ。
2018年独立。「効率と充実」の両立を実現するオンライン起業サポートをスタート。述べ2000回のセッションを起業家に提供。2021年からオンラインイベントのプロデュースを開始。主催イベントは延べ8000人以上を動員。また、美容系アンバサダー70名の活動もサポート。
現在は、仕事とプライベートの両立を追求するビジネスパーソンに、やりたいことを実現し幸福度をアップする独自のメソッドを提供中。
女性の自己実現を応援することを目的としたイベントの企画・プロデュースも手がける。
2025年、誰とも比べず自分の幸せへと動き出すMs. One Tiaraイベントを主宰。口コミだけで定員満員、満足度は100%となった。
2025年、かんき出版より「賢い人の質と速さを両立させる時短100式」を初出版。プライベートでは75カ国旅行、ミセスコンテストにてグランプリ2冠受賞など、”死ぬまでにやること100選”を満喫中。1970年石川県生まれ。

公式サイト https://makevalue-spirit.com/
Instagram : https://www.instagram.com/myuki4521 @myuki4521
X:https://x.com/myuki4521 @myuki4521


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