![]() ■1日何時間くらい勉強すれば合格できる? よく、「1日何時間くらい勉強すれば合格できますか?」と質問されますが、これは聞いても無駄です。3か月集中した勉強で受かる人もいれば、何年やっても受からない人もいます。 「それでも目安を知りたいのですが……」という質問には、「生活や仕事、睡眠などの必要な時間以外はすべて試験勉強に使えば受かるでしょう」と答えるしかありません。試験に合格することが目的なのですから、勉強できる時間をできるだけたくさん用意して、集中して勉強するだけです。 もちろん、体力や集中力には限界がありますので、単にたくさん時間を割けばよいということではありません。あくまでも「合格」が目標なのですから、「1日何時間勉強すればいい」のではなく、「いかに受験のために多く時間をつくり出せるか」という発想が重要なのです。 ■モチベーションを保つ方法 受験勉強中は、モチベーションを維持することも非常に重要です。ポイントは気分転換ですので、自分にあったストレス解消法を見つけましょう。ただし、あくまでも勉強を快適にするためのストレス解消です。ストレス解消が目的になってしまってはいけません。 モチベーションは、「勉強した結果が出ない」ときにも下がります。そんなときには「成功したときの自分の姿を想像する」ことです。 想像してみてください。あなたが資格を取って成功する未来を。クライアントからは先生と呼ばれて尊敬される。収入も1,000万円以上あり、あなたを慕う従業員もいる。理想の住居にも住むことができ、車や時計などの物欲も満たせている……。 実際に想像すると、思わずにやけてしまうかもしれませんが、間違いなくモチベーションは上がります。思い悩んだら、成功した自分を想像する。これがポイントです。 ■批判や悪口からは何も生まれない やってはいけないこととして、資格を悪く言う人や情報には触れないことです。資格によってはSNSなどで、ひどく言われているときがあります。そういう情報は見ても気にしない、あるいは最初から見ないことです。 たとえ弁護士であっても、成功できる人ばかりではありません。本当に使えない資格であれば、とっくにこの世から消えています。どの資格であっても、きちんと結果を出している人はたくさんいるのです。 あなたのモチベーションを下げるような情報や、あなたのやる気をそぐような無料のアドバイスは、何のメリットも与えてくれません。無視するのが一番です。 ■どこまで勉強すればいいのか? 独学だと、ポイントをつかめないことがあります。「試験に出る可能性は低いが、念のために覚えておこう」とテキストに記述されていると、いったいどこまで勉強すればよいのかわかりません。勉強には終わりがありませんが、まずは合格するまで続けることが目標です。傾向と対策を練って、試験によく出るところはカンペキに押さえ、それ以外は余裕があったら覚えるくらいでちょうどよいでしょう。 特に独学の場合は自分自身のレベルを知るために、できるだけ模試を受けるようにしましょう。そして、試験の結果を勉強方法に反映させて、合格レベルに達するまで勉強するのがベストです。 ■私自身が実践した勉強法を大公開 参考までに、横須賀式の勉強方法を紹介します。私が受験したのは行政書士の試験で、採用した勉強方法は独学です。参考書を購入し、自力で勉強して約3か月で合格しました。 行政書士の試験は選択問題が多く、その選択問題ができるかどうかが合否を左右します。そのため、選択問題の正答率を合格ラインまで引き上げる方法を考えました。 受験当時は大学生だったため、大学の授業に時間を費やさねばなりませんでした。そこで、短期間で効果が上がる方法を考えなければならなかったのです。これは、社会人として働きながら試験勉強をしている人の役にも立てる方法だと思います。 (1)ノートをつくらない勉強方法 まずは基本的な勉強をどうするか考えました。教科書を読みながらノートにまとめるのは時間がかかります。そこでノートを使うことをキッパリとやめました。 基本は教科書を読み込む。蛍光ペンで重要なところにマーキングし、何回も読み返して理解を深めます。1回目は黄色の蛍光ペン、2回目は赤色、3回目は青と色を変え、読む回数を増やしていきました。何度か読み込んでいくと、少しずつ理解が深まっていきます。そこではっきりと理解するために、問題集を解きます。 (2)過去問に集中する 何度読み込んだとしても、ハッキリと理解することはできませんので、過去問を集中して解いていきます。もちろん最初はわからない問題もたくさんありますが、気にせずに解いていきます。 問題集はあれこれ買わずに、1冊を徹底的に使用しましょう。サイズは電車でも自宅でも持ち運べるサイズの問題集が最適ですが、行政書士試験のように科目が多く、問題集1冊が厚くなりがちなものは、科目ごとに切り離してしまいましょう。こうするとひとつの科目は1センチ以下の厚みになりますので、とても運びやすくなります。 さて、問題集を何度も何度も解いていくと理解度が増し、解ける問題が増えていきます。最低でも5回は集中して行い、10回は繰り返し解くと効果的です。 ここまで問題を解いてくると、正解にも違いが出てきます。 (1)選択肢もすべてわかり、完璧に答えがわかっている問題 (2)答えだけわかった問題 (3)なんとなく答えがわかった問題 (4)苦手でいつも忘れてしまう問題 おおよそこの4パターンに分かれます。(2)と(3)は続けていけばそのうち(1)になります。しかし、最終的に苦手な問題が1~2割は残ってしまうものです。 そこで、この苦手な部分をはじめてノートに整理します。これを繰り返すと、自分だけの「弱点ノート」が完成します。この「弱点ノート」はおすすめです。 (3)予想問題、模試を活用する ここまでおよそ1か月半から2か月です。最後の1か月は何をしたかというと、予想問題集を解きました。 過去問は1冊を徹底的に使用しましたが、予想問題集は可能な限り多くの、できれば違う出版社のものを解きます。 予想問題集は、各出版社が真剣に予想してつくった問題です。そのため、実際に本番で出題されたり、似たような問題が出ることが多いのです。 ここでできなかった問題も、すべて「弱点ノート」に書き込んでしまいます。これですべての弱点をノートにまとめることができたはずです。あとは同じように過去問を解いて、理解を深めていきます。 さらに、できることなら「直前模試」などを受け、同じくできなかったところは「弱点ノート」にまとめてしまいましょう。 そして試験の前日や当日には参考書を見ずに、「弱点ノート」を徹底的に読み返します。参考書を見てしまうと、覚えていないことも発見してしまうので不安になってしまいます。いらぬ不安は合格を妨げるだけです。 この「弱点ノート」があれば、そんな不安とは無関係です。「弱点ノート」に書かれていることは、自分の苦手なことです。これをひとつでも覚えてしまえば、確実に合格が近づきます。 横須賀輝尚 パワーコンテンツジャパン株式会社 代表取締役 特定行政書士 【関連記事】 ■資格を取ってからでは遅い…独立後に稼げない人が知らない「受験前のリサーチ」 (横須賀輝尚 経営コンサルタント) https://sharescafe.net/63227606-20260523.html ■資格起業家は起業家以上に稼ぐべきである (横須賀輝尚 経営コンサルタント) https://sharescafe.net/63214349-20260517.html ■「年契約が当たり前」は危険…顧問契約を取りこぼす士業に欠けた視点 (横須賀輝尚 経営コンサルタント) https://sharescafe.net/63187865-20260505.html ■110万円の家賃を払う板野友美さんとヤクルト高橋奎二さんの判断が正しい理由。(中嶋よしふみ ファイナンシャルプランナー) https://sharescafe.net/62674731-20250930.html ■世帯年収1560万円の共働き夫婦は、9540万円の湾岸タワーマンションを買えるのか? その1・生活費は800万?(中嶋よしふみ ファイナンシャルプランナー) https://sharescafe.net/61186482-20240125.html ■プロフィール 横須賀輝尚 パワーコンテンツジャパン株式会社 代表取締役 特定行政書士 ![]() 2007年に日本では初めてとなる士業向けに経営スクール「経営天才塾(現LEGALBACKS)」を創設し、2023年現在、全国3000名以上の士業から相談を受け、その相談数は優に2万件以上を超える。 主な著作に「会社を救うプロ士業 会社を潰すダメ士業」(さくら舎)、「資格起業BIBLE」(技術評論社)などがあり、25冊20万部超の著者。2023年から士業のための生成AI・ChatGPT活用研究を開始。 最新刊「『ムダ仕事』も『悩む時間』もゼロにする GPTsライフハック」を2024年11月に技術評論社より刊行。週刊ダイヤモンド、毎日新聞などメディア掲載も多数。 公式サイト:https://yokosukateruhisa.com/ X:https://twitter.com/yokosuka_ai @yokosuka_ai YouTube:https://www.youtube.com/@40lawyers50/ シェアーズカフェ・オンラインからのお知らせ ■シェアーズカフェ・オンラインは2014年から国内最大のポータルサイト・Yahoo!ニュースに掲載記事を配信しています ■シェアーズカフェ・オンラインは士業・専門家の書き手を募集しています。 ■シェアーズカフェ・オンラインは士業・専門家向けに執筆指導を行っています。 ■シェアーズカフェ・オンラインを運営するシェアーズカフェは住宅・保険・投資・家計管理・年金など、個人向けの相談・レッスンを提供しています。編集長で「保険を売らないFP」の中嶋が対応します。 |



