老後設計に関する制度の見直しで、「在職老齢年金」の廃止が検討されている。稼ぐほど年金を減らされてしまうこの制度については高齢者の働く意欲を削ぐという声が以前からある。 現在、定年退職後は年金と給与の額を調整して働くことが必要だ。働きすぎて収入が一定の基 ...
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空き家対策が日本経済の国際競争力を向上させる理由 (玉木潤一郎 経営者) |
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日本経済の国際的な競争力低下が懸念されている。日本の労働生産性は、2018年はG7(先進7カ国)で最下位、OECD加盟36カ国中でも21位に甘んじており、スイスのビジネススクールIMDによる63カ国を対象にした「世界競争力ランキング」でも30位の低位だ。 生産性ばかりか、少子 ...
カテゴリー : 年金・老後 家計管理・節約・消費者問題 |
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認知症700万人時代、親の資産を守る方法。 (及川修平 司法書士) |
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家族の病気は突然降りかかることもある。 親が突然倒れて入院をする……このような事態が発生したとき、あなたは入院費を支払うために銀行で親の預金を引き出すことはできるだろうか。 一昔前であれば、子の立場で事情を話せば銀行も親の預金の引き出しに応じてくれてい ...
「老後2000万円」報告書は与野党ともに議論のたたき台とすべし (塚崎公義 大学教授) |
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先日から話題になっている金融庁の審議会が6月に出した報告書は様々な批判を浴びましたが、その多くは的外れなものでした。筆者は別の批判をしたいと思います。 ■筆者の立場は年金制度に同情的 筆者は現在の年金制度に同情的です。「年金だけでは不足するなんて、ふざけ ...
70歳まで低賃金労働は許されるのか? (野口俊晴 ファイナンシャル・プランナー) |
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「老後2000万円不足」騒動で年金が話題となっている。 年金だけで老後生活は厳しい、かといって多額の貯金を貯めることも難しい。……そうであれば支出を減らすか、収入を増やしていまから貯蓄するしかない。しかし収入はそう簡単に増やせるものではない。いまと同じ働き方 ...
消費税の増税延期より強行の方がリスクが大きいワケ (塚崎公義 大学教授) |
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秋に消費税の増税が迫っていますが、運悪くこのタイミングで国内の景気に対する懸念が急速に高まって来ました。先が見えないならば「とりあえず1年増税を延期して様子を見て、大丈夫そうなら1年後に増税する」べきだと思います。 ■増税を焦る必要は無い 筆者は財政が破 ...
年金のお得な「繰下げ」を選ぶ人が1%しかいない理由。 (野口俊晴 ファイナンシャル・プランナー) |
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■年金のもらい方はどう変わるか 政府は70歳までの定年延長と継続雇用など法改正案(高年齢者雇用安定法改正)の方針のポイントを決めた(5月15日「未来投資会議」)。この方針では年金改正に直接言及していないが、今年は財政検証の年でもあり、年金支給の70歳引上げ、75 ...
外貨建て終身保険でトラブルが起こる理由 (野口俊晴 ファイナンシャル・プランナー) |
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金融商品のなかでも、身近なのに難解な仕組みのものが保険商品である。特に外貨建て終身保険は、保障の安心と運用の儲けを同時に期待できる分、その仕組みは難解だ。身近なものであるからこそ仕組みは単純なものであってほしいが、現実には高齢の申込者と金融機関との間でト ...
カテゴリー : 年金・老後 家計管理・節約・消費者問題 |
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お金の運用はイメージ感覚でやるといい (野口俊晴 ファイナンシャル・プランナー) |
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証券会社が株売買の委託手数料を稼ぐため、顧客に株を短期間で売買させる「回転売買」が横行し、問題になっている。顧客の対象は高齢者が目立ち、高額の損失を出している(株「回転売買」横行…手数料総額6400万円も 読売新聞 2019/01/20)。このような手数料ビジネス ...
泥沼のレオパレス問題で置き去りの入居者はワリを食わないといけない?(及川修平 司法書士) |
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賃貸アパート大手のレオパレス21(以下、レオパレス)が物件の施工不良により、約7,700人を対象として補修のための退去を求めている。 この問題を受け、2月と3月に「レオパレス居住者110番」と題し、レオパレス物件の入居者を対象とした電話相談会が大阪と福岡の弁護士・司 ...
景気は絶好調なのに、なぜ実感できないのか (塚崎公義 大学教授) |
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失業率を見ても企業収益を見ても、景気は絶好調です。しかしそれが実感できていない人が多いようです。今回はその理由について考えてみましょう。 ■景気は絶好調 「景気」という統計はありませんが、経済政策の目的は「インフレと失業の無い経済を作る事」だと考えて良い ...
「64歳で退職」はお得だが辞めた方が良い。 (野口俊晴 ファイナンシャル・プランナー) |
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サラリーマンは60歳定年の次に2段目の「定年」がある。65歳の退職である。今や90%以上の会社では定年を65歳に引き上げたり、定年そのものを廃止している。60歳の定年はある意味形式的なものとなっている。 いずれにしても、いったん定年退職した社員は65歳まで働けるにし ...
履歴書に空白を作ろう (野口俊晴 ファイナンシャル・プランナー) |
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資格を取得することは、キャリアを高めるための有効な1つの手段と言える。それでも難関資格を社会人になってから目指すのは相当な覚悟がいる。ましてや試験に集中するために退職でもしようものなら、いったん会社経歴を中断することにもなり、不合格の場合は履歴書欄に空白 ...
サラリーマンは「75歳引退」で老後生活は安心できる。(野口俊晴 ファイナンシャル・プランナー) |
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政府は70歳までの雇用を推進している。将来的に100歳近くまで生きられることを考えると、70歳とは言わずそれ以降も働くことを考えておいた方がいい。 そうなると、これからの生き方は従来とまったく変わってくる。サラリーマンは引退時期が60歳からさらに10年以上先に延び ...
カテゴリー : 住宅 家計管理・節約・消費者問題 |
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アパマン爆発で話題の「除菌スプレー」 費用の負担は義務なのか? (及川修平 司法書士) |
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先日、不動産賃貸仲介大手のアパマンショップで、爆発事故が発生した。札幌の店舗で消臭用スプレー缶120本ほどを室内で噴射したことが原因とされている。 信じがたい原因で発生した爆発事故だったこともあり、連日大きく報道されている。除菌の売り上げノルマがあったこ ...
カテゴリー : 住宅 家計管理・節約・消費者問題 |
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消費増税 マイホームはいつ購入するべきか 、 経営者が考えてみた。 (玉木潤一郎 経営者) |
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2019年10月から増税となる消費税。住宅購入を検討している方にとっては金額が大きいだけに買い時が気になるところだろう。 8%から10%へ2%の増税は、たとえば2000万円の住宅を購入する方にとっては単純計算で40万円の負担増となる※。逆に言うと時期を間違えなければ40万 ...
サブリースによるトラブルは入居者にも被害が拡大中か? (及川修平 司法書士) |
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司法書士である私の事務所には、賃貸住宅に関する相談が多く持ち込まれる。なかでも最近、「家賃の値上げを突然要求されて困っている」という相談が立て続けに寄せられた。 どれも契約の更新を機会に、不動産業者から「家賃の値上げをすることになった」という通知書と、 ...
カテゴリー : 投資 家計管理・節約・消費者問題 |
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「かぼちゃの馬車」の所有権をめぐる三つ巴の泥沼が継続中 (本田康博 証券アナリスト) |
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シェアハウス「かぼちゃの馬車」をめぐっての、スルガ銀行(以下、スルガ)による不正融資が社会問題化している。そんな中で11月27日、ある住宅建設会社が東京地裁に破産申請を提出した。かぼちゃの馬車の建築工事を多数請け負っていた株式会社ホーメスト(以下、ホーメスト ...
定年後の再就職、大手企業出身でも月収18万円は「マシ」な方。~働き続ける人だけが貰える継続給付制度について~ (野口俊晴 ファイナンシャル・プランナー) |
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厚生労働省の最新資料では、60歳過ぎても何らかの形で継続して働ける制度のある会社は99.7%だという(平成29年「高年齢者の雇用状況集計結果」)。「何らかの形」というのは高年齢者雇用安定法(平成25年改正)による(1)定年廃止、(2)定年引上げ、(3)継続雇用のいずれかで ...
円安が景気より株価を押し上げる理由 (塚崎公義 大学教授) |
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円安は、景気を押し上げる力については限定的ですが、株価にはプラスに働きます。その理由を考えてみましょう。 ■円安でも輸出入数量が増減せず、景気への影響は限定的 日本製品が品質よりも価格競争力で輸出されていた時代には、円安になると輸出数量が増え、国内生産が ...