年3500万円の抗がん剤、患者負担は約3%で残りは公的負担というホラー。(山浦卓 薬剤師・医学博士) |
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山浦卓 薬剤師・医学博士 |
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■画期的な作用機序をもつ「免疫チェックポイント阻害薬」 これまでになかったメカニズムで抗がん作用を示す、「免疫チェックポイント阻害薬」と呼ばれるオプジーボ(小野薬品工業(株)、一般名:ニボルマブ)が話題だ。 ざっくり言えば、オプジーボはがん細胞をアポトー ...
まず初めに、先般発生した熊本地震にて犠牲となられた皆様に心からお見舞い申し上げますとともに、被災地域の一日も早い復興を祈念申し上げます。 ...
うつ病の姉を殺害したとして、実の妹2人に実刑判決が下された。なんとも気持ちのやり場のない事件だ。 ...
2014年10月に「シダトレン®スギ花粉舌下液」という、スギ花粉症のアレルゲン免疫療法に用いる新薬が鳥居薬品株式会社から発売され、業界の内外で話題になっている。自分の備忘録の意味も含めて、ざっくりと関連事項をまとめておく。 ■アレルゲン免疫療法とは アレルゲン ...
【特別企画・ブログで一問一答】 「薬やサプリメントについて」、「健康や病気について」寄せられた質問・相談に、山浦がズバっと回答します。 ■Q. 麻黄を含む漢方薬について教えてください。 漢方でいうところの「実証タイプ」の家内がインフルエンザになり、麻黄が欲し ...
■飲み残しによる「残薬」で500億円の経済損失 病院で出された薬の飲み忘れ・飲み残しによる「残薬」が大量にたまり、医療がムダになるばかりでなく、治療効果が上がらず症状が悪化し、さらに薬が増えるといった悪循環が問題化しており、厚生労働省によると、潜在的な残薬は ...
生後16日の長女をごみ箱に閉じ込め窒息死させたとして、その両親が逮捕された。両親は長女を閉じ込めていた間、スマートフォンのゲームなどに興じていたという。大変痛ましい事件であり、生まれたばかりで亡くなった赤ちゃんには罪はない。ご冥福を心からお祈りするほかな ...
■阿藤快さんを襲った動脈硬化と大動脈瘤 過日、俳優の阿藤快さんが大動脈破裂胸腔内出血によって急逝されたとの報道があった。 私には阿藤さんの病歴や服用薬歴の詳細を知る由もないが、大動脈破裂ということは、少なくとも動脈硬化と大動脈瘤の既往があったものと推測で ...
かつて有吉弘行さんとともに「猿岩石」として活躍した森脇和成さんが、芸能界に復帰したという。猿岩石といえば、伝説のバラエティ「すすめ!電波少年」の企画にて、ヒッチハイクでユーラシア大陸横断という偉業を達成し、一躍時の人となったお笑いコンビである。当時、彼ら ...
「うつ病はこころの風邪である」とは、よく耳にするフレーズだ。近年は自殺防止や労働者のメンタルヘルス不調予防がキャンペーン展開されることもあり、啓発の意味もあるのだろう。しかしながら、筆者が見聞きする限りでは「風邪」の範疇を超え、「肺炎」のような事例が少な ...
■65歳以上の高齢者の一人あたりの国民医療費は、65歳未満と比べて約4倍。 厚生労働省は2015年10月7日、2013年度の国民医療費が前年度比2.2%増の40兆610億円であったことを発表した。 国民医療費、初の40兆円超え=13年度、最高を更新―厚労省 厚生労働省は7日、2013年度 ...
日本人のノーベル賞受賞が相次いでいる。ノーベル医学・生理学賞の大村氏、ノーベル物理学賞の梶田氏のお二人である。大変な快挙であり、日々の地道な研究努力が実った結果であろう。一国民として、心から敬意を表したい。 ...
安保関連法案の成立を巡って、与野党間の攻防が激しさを増している。国会前のデモが拡大する中、ある重要法案が可決成立したことをご存じだろうか? ...
一般の薬局・薬店やドラッグストアの棚に並んでいる漢方薬のパッケージ商品や病院で処方される漢方薬と、漢方相談専門の薬局で調合してもらう漢方薬は同じなんですか?それとも違うんですか? こんな内容も店頭でよく受ける質問の一つです。 ■漢方薬のレシピは基本的に ...
俳優の萩原流行さんがバイク事故で亡くなった。心からご冥福をお祈り申し上げたい。一部報道によれば、事故の遠因として「うつ病」に罹患していたことが挙げられている。 ...
「ブラック企業に勤務しているがメンタル的に限界である」「パワハラ上司の言動でうつ病になってしまった」など、日常的に聞かれるようになった。まさにメンタル受難の時代である。先日のドイツ旅客機の墜落事故においては、一部報道にてパイロットについて精神疾患歴があっ ...
初物七十五日――。初物を食べると寿命が75日延びる、そんな素敵な言い伝えがあります。真偽のほどはともかく、野菜や果物、魚、たとえ夏の冷やし中華だったとしても、それが「初物」というだけでいつもより数段おいしく感じてしまう「初物マジック」。今年も残り1ヵ月少々、 ...
「エボラウィルスって怖いなあ。」「日本には来ないといいけど。」エボラウィルスに対する日本国民の今の素の感情は、おおむねこんなところではないだろうか。幸い、まだ感染報告のない現在の日本。まだまだ対岸の火事のような感覚がある。 今日は、その対岸のことをあと一 ...
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