東芝の経営が芳しくありません。分社化や事業売却などによって経営戦略を見直し、事業再建を図っていますが、現時点で確かなゴールイメージは伝わってきていません。日本を代表する老舗大企業がなぜ、このような事態に陥ったのか。これは決しては他人事ではなく、民間企業で ...
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一億総疲弊社会を招かないために~(書評)『職場の問題地図―「で、どこから変える?」残業だらけ・休めない働き方』~(中郡久雄 中小企業診断士) |
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だが、嘆いていてもなにも変わらない。自分の環境に照らし合わせ、自分ができることから始めてみるしかない。「1億総活躍」なるお題目が1億総疲弊になってしまわないために、まず一歩踏み出すことから始めてみようではないか。 ...
フジテレビはなぜ凋落したのか? (酒井威津善 ビジネスモデルアナリスト) |
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酒井威津善 フィナンシャル・ノート代表 ビジネスモデルアナリスト |
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かつてテレビ業界の王者として君臨したフジテレビ。しかし、今、かつての勢いはなくなり、ドラマの代名詞であった「月9」の視聴率も振るわず、直近の2016年3月期の決算におけるメインの放送事業では、売上高3,189億円(前年比▲6.7%)、営業利益807億円( ...
書評:金融政策の「誤解」・・・黒田緩和は誤解に働きかける実験だった(塚崎公義 大学教授) |
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塚崎公義 経済評論家 |
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黒田日銀総裁の「QQE(量的・質的金融緩和)」について、かつて日銀きっての論客と言われた早川英男氏が解説した本が出ました。金融政策の「誤解」(慶應義塾出版会)です。 ...
戦後の礎を作った方々の記録 ー「学徒勤労動員の日々―相模陸軍造兵廠と地下病院建設 」を読んでー(中泉拓也 関東学院大学 経済学部教授) |
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中泉拓也 大学教授 |
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戦後70年という節目の年だった昨年に比べ、オリンピック開催中もあって、今年の終戦記念日は特別に取り上げられている印象はありません。しかしながら、5月のオバマ大統領の広島訪問、昨日(8月8日)の生前退位へのご意向を強く暗示された、天皇陛下のお気持ちの表明とい ...
「変わっていく力」を小泉今日子さんに学ぶ~(書評)小泉今日子はなぜいつも旬なのか(中郡久雄 中小企業診断士) |
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ビジネスパーソンにも同じ姿勢が求められるのではないだろうか。「自分のためにがんばるのはアマチュア、他人を喜ばせたり楽しませたりするために自分を活かすのがプロフェッショナル」である。 むろんこれは、滅私奉公を意味しない。自分を殺す必要などはないのである。自分の好きなこと、強み、得意なことを見極め、それを他人のために活かす視点を忘れないでいることだ。 ...
投資のスタイルに唯一無二の正解はありません~(書評)『臆病な人でもうまくいく投資法』(中小企業診断士 中郡久雄) |
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どんな選択をするか検討するうえで、自分と同じような立場の人がどんなスタイルで投資をしているのか知ることは、参考になります。とはいえ、周囲に既に投資を始めている人がいるとは限りません。また、やっていたとしても、お金の話はなかなか積極的に話をする機会もないと思います。 そんなときは、本書が役に立ちます。 ...
「町工場の星」に学ぶ 人の育て方、リーダーのあり方~【書評】ザ・町工場―「女将」がつくる最強の職人集団(中郡久雄 中小企業診断士) |
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ものを作り出しているのは現場で働く人、それにお金を払ってくれるのはお客様。私は社長という役割として、みんなが稼ぎ出したお金を管理して分配しているだけだと思っています。リーダーを”やらせていただいている”という感じです。 ...
29期連続増収増益の秘密〜【書評】運は創るもの−私の履歴書/似鳥昭雄 (酒井威津善 ビジネスモデルアナリスト) |
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酒井威津善 フィナンシャル・ノート代表 ビジネスモデルアナリスト |
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先日4月22日、大塚家具の創業者である大塚勝久前会長が高価格路線で新たに出店した「匠大塚」がオープンしました。同時に大塚久美子氏が率いる現大塚家具が「大感謝祭」を期間限定で開始。昨年から続く親子戦争の第2幕が開きました。こうした騒動を横目に、3兆円とも言 ...
高齢化社会へのヒント「どうせなら、楽しく生きよう」(中泉拓也 関東学院大学 経済学部教授) |
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中泉拓也 大学教授 |
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最近ブロガーとして有名な橘玲さんがtwitterでもfacebookでもツイートを連投していて、周りでは盛り上がっています。特に以下の2つのツイートは私も昨年来重要だと思っていたことです。 橘 玲@ak_tch「人生90年」の高齢化社会においては、人的資本をできるだけ減耗させな ...
ビジネスパーソンと企業の新しい関係~【書評】ALLIANCE―人と企業が信頼で結ばれる新しい雇用(中郡久雄 中小企業診断士) |
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企業は「我が社にとって社員こそ最も価値ある資産です」と力説するが、株主や証券アナリストが支出削減を要求すると、「最も価値ある資産」は、あっという間にもっとも簡単に取り換え可能な資産に変身する。 ...
組織力を高めるには原理を活かせ~【書評】チームの力: 構造構成主義による”新”組織論(中小企業診断士 中郡久雄) |
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本書は、構造構成主義の観点から書かれた初めてのチーム論である。 ...
「トヨタ」から何を学べばいいのか?~【書評】どんな仕事でも必ず成果が出せる トヨタの自分で考える力/原 マサヒコ(中郡久雄 中小企業診断士) |
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「トヨタの○○」は世の中にあふれています。それだけ学ぶべきことが多い証拠です。しかし、本質を学ぶことなく取り入れることは、無駄どころか社会の害悪になりかねません。「ジャストインタイム」が典型ですが、形だけ真似ても、在庫を下請けに押し付ける、ただの下請けイジメにしかなりません。 本書で、トヨタの思考のシンプルな本質を学び、実践に活かすことで、本当の成果をあげることが可能になると思っています。 ...
地域ブランドが地方を変える~【書評】地元で愛され全国区へ 東京で勝てるブランドのつくりかた/山本聖 (中郡久雄 中小企業診断士) |
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地元で愛され全国区へ 東京で勝てるブランドのつくりかた/山本聖 元小田急百貨店のバイヤーであり、現在、一般社団法人「地球MD」の代表理事として、中小企業基盤整備機構の活動を中心に、日本各地の地域ブランドづくりの最前線に立たれている山本聖さんの著作です。 「地 ...
引き受ける勇気~【書評】『町工場の娘~主婦から社長になった2代目の10年戦争』(中郡久雄 中小企業診断士) |
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自分の親がなんの前触れもなく「余命4日」と宣告されたとしたら。 それだけで十分、ショッキングな出来事です。さらにその親は、中小企業の経営者で、少なからず社員を抱え、一人ですべてを切り盛りしていて後継者については何も決まっていない。そんな状況におかれたらパ ...
アベノミクスを信任するかどうかは歴史に学べ~【書評】やりなおす経済史---本当はよくわかっていない人の2時間で読む教養入門(中郡久雄 中小企業診断士) |
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いつの間にか衆議院の解散が決まりました。今回の選挙の争点は「アベノミクスの信任」であると総理自ら言われました。それが争点のすべてではないでしょうが、ひとつの大きな柱ではあることは間違いありません。経済政策の結果は生活に直結するので、関心を持たれている人 ...
大企業のわがまま要求に対応できる力に自信を持て~【書評】『受注生産に徹すれば利益はついてくる! -取引先に信頼で応える“おもてなし"経営-』(中郡久雄 中小企業診断士) |
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中小企業の製造業に関わるすべての人に読んでほしい本です。中小企業で働く人はもちろんのこと、コンサルタントとして関わる人、発注者として関わる人にも読んでほしい、と思います。 受注生産に徹すれば利益はついてくる! -取引先に信頼で応える“おもてなし"経営- [単行 ...
自ら動く。その先にやるべき支援が見えてくる~『なぜ、川崎モデルは成功したのか?』(中郡久雄 中小企業診断士) |
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7月末、経済産業省の有識者委員会で、「小規模企業振興基本計画」の原案が大筋、了承されまた。中小企業の中でも事業規模が小さい小規模企業向けの支援策をまとめたものです。中小企業の約9割を占める小規模企業に特化した支援策を打ち出すことで「アベノミクス」の効果を ...
企業再生とは「なにもなくなってしまった自分たちに、小さなイチを足していくことの積み重ねだ」~『黄色いバスの奇跡 十勝バスの再生物語』 中郡久雄 |
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3月6日、フジテレビ系でオンエアされた「奇跡体験!アンビリバボー」。その中で、北海道のローカルバス会社のエピソードが紹介されました。題して「幸せの黄色いバスが巻き起こした奇跡」。この『黄色いバスの奇跡 十勝バスの再生物語』はその基となった本です。長期間、衰 ...