銀行に預金口座を持っていると手数料がかかる時代が来るようです。邦銀最大手の三菱UFJ銀行は不稼働の口座に維持管理手数料を課す方向で検討しています。他行も追随する事になるでしょう。 背景にあるのは、銀行がゼロ成長とゼロ金利に苦しめられている事です。今回は、銀 ...
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消費税を廃止して相続税を増税するのも選択肢 (塚崎公義 大学教授) |
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10月から消費税率が上がりました。軽減税率などという面倒なものも導入されました。誰だって消費税なんか払いたくないですよね。それなら「消費税をゼロにすれば良い」と考える人もいるでしょう。今回は、その可能性について考えてみましょう。 ■消費税は他の税より優れ ...
「財政赤字は気にしなくて良い」が大間違いとは言えない理由~MMTはトンでもか?~ (塚崎公義 大学教授) |
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MMT(Modern Monetary Theory、現代金融理論)と言われる新理論が米国を中心に話題となっています。財政赤字は気にしなくて良い、というものですが、積極財政論者の筆者が見ても、さすがに危険だと思います。今回は、その理由をご説明します。 ■財政赤字は気にしなくて良 ...
財政は破綻しない (塚崎公義 大学教授) |
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消費税の増税が迫りつつあります。財政赤字が巨額だから、緊縮財政で財政赤字を減らさないと大変だ、という事のようです。 そこで本稿は、「財政が破綻する可能性を少しでも小さくするため、緊縮財政を急がなければならない」という論者への反論として、日本の財政は破綻 ...
空き家対策が日本経済の国際競争力を向上させる理由 (玉木潤一郎 経営者) |
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日本経済の国際的な競争力低下が懸念されている。日本の労働生産性は、2018年はG7(先進7カ国)で最下位、OECD加盟36カ国中でも21位に甘んじており、スイスのビジネススクールIMDによる63カ国を対象にした「世界競争力ランキング」でも30位の低位だ。 生産性ばかりか、少子 ...
経営トップが「本当のリストラ」に着手すべき理由。 (岡崎よしひろ 中小企業診断士) |
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昨今の厳しい経営環境の中、地域を牽引する企業を育成することは金融機関の社会的使命の一つです。金融機関のビジネスモデルとしてもそのような企業を育成できれば資金需要が増えるため収益の改善につながります。 少子高齢化が進む中でそのような長期的な見地に立った経 ...
「老後2000万円」報告書は与野党ともに議論のたたき台とすべし (塚崎公義 大学教授) |
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先日から話題になっている金融庁の審議会が6月に出した報告書は様々な批判を浴びましたが、その多くは的外れなものでした。筆者は別の批判をしたいと思います。 ■筆者の立場は年金制度に同情的 筆者は現在の年金制度に同情的です。「年金だけでは不足するなんて、ふざけ ...
消費税の増税延期より強行の方がリスクが大きいワケ (塚崎公義 大学教授) |
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秋に消費税の増税が迫っていますが、運悪くこのタイミングで国内の景気に対する懸念が急速に高まって来ました。先が見えないならば「とりあえず1年増税を延期して様子を見て、大丈夫そうなら1年後に増税する」べきだと思います。 ■増税を焦る必要は無い 筆者は財政が破 ...
勘違いの「平等」に振り回された、ふるさと納税 (玉木潤一郎 経営者) |
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2019年6月1日から始まったふるさと納税の新制度において、泉佐野市を含む4つの市町が対象から除外された。 ふるさと納税のルールを逸脱した自治体をリスト化して公表するなど、総務省は本来の趣旨から外れているとした自治体への制裁を緩めない姿勢だ。この総務省と自治 ...
年金のお得な「繰下げ」を選ぶ人が1%しかいない理由。 (野口俊晴 ファイナンシャル・プランナー) |
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■年金のもらい方はどう変わるか 政府は70歳までの定年延長と継続雇用など法改正案(高年齢者雇用安定法改正)の方針のポイントを決めた(5月15日「未来投資会議」)。この方針では年金改正に直接言及していないが、今年は財政検証の年でもあり、年金支給の70歳引上げ、75 ...
「面接大喜利」の得意な就活生が淘汰される理由。 (後藤和也 大学教員/キャリアコンサルタント) |
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先日、経団連と大学側が参加する「採用と大学教育の未来に関する産学協議会」が「中間とりまとめと提言」を公表した。その内容は就活に関わるものだけではないが「通年採用の拡大」とセンセーショナルに報道されている。 今回の提言を受け就活はどのように変わるのだろう ...
労働力不足が「歓迎」される令和時代(塚崎公義 大学教授) |
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新しい時代が始まりました。まずはそれを祝いましょう。その上で新しい時代の日本経済について、大局的な見地から予想してみましょう。 ■少子高齢化で労働力不足に 少子高齢化は労働力不足をもたらします。現役世代の人数が減り、高齢者の人数が増え、総人口はそれほど変 ...
入社した企業がブラック企業かどうかは「新人研修」で分かる。 (後藤和也 大学教員/キャリアコンサルタント) |
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4月も半ばを過ぎ、新入社員の皆さんも徐々に職場に慣れてきたころではないだろうか。日本の採用は新卒一括採用が基本であるため、多くの企業では4月の採用と同時に新人研修を実施している。まだ研修期間が続いている企業もあるだろう。 筆者はかつて社内研修の企画を担当 ...
映画を観る時間もない国内線に個人モニターが導入される裏事情 (森山祐樹 中小企業診断士) |
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長距離の国際線では当然の機内サービスである個人モニターが、遂に日本の国内線にも展開されることになる。2019年にJALでは初となるエアバスA350が国内線に導入され、この機体には遂に個人モニターが搭載される。 ANAの国内線においても同様の動きが出てきている。これまで ...
国連幸福度ランキングは、どう偏っているのか。 (本田康博 証券アナリスト) |
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先日「2019年版世界幸福度報告書(World Happiness Report 2019)」が発表された。初めて発表された2012年に44位だった日本の幸福度は、最新版では58位と過去最低、先進7か国では最下位だ。(国連「持続可能な開発ソリューションズ・ネットワーク」より) この結果をどう ...
大学の新入生に教えてあげたい「就職活動は大学一年生から始まる」という話。 (塚崎公義 大学教授) |
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この春大学1年生は、大学生活に期待と不安を持って入学したでしょうが、久留米大学商学部の就職支援責任者である筆者は、今から就職活動に備えよう、というメッセージを新入生に贈ります。 ■大学生は大人だから自由と責任がある 入学おめでとう。大学生と高校生の最も大 ...
新入社員が一目置かれるために身に付けたいスキル5選 (榊裕葵 社会保険労務士) |
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この4月から新社会人としてスタートを切った方々は、期待と不安を胸に、新たな一歩を踏み出していることと思います。 どのような業種や職種に就職したかによって、身に付けるべきスキルは様々でしょう。しかし業種や職種に関わらず、必ず身に付けておいたほうが良い基礎的 ...
自分のキャリアに悩む就活生は、イチロー選手の引退会見に学べ。 (後藤和也 大学教員/キャリアコンサルタント) |
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数々の記録を打ち立ててきたイチロー選手が現役引退を表明し、記者会見を行った。 筆者は熱心な野球ファンという訳ではないが、シビアに実力が問われるメジャーリーグで活躍を続けるイチロー選手には幾度となく励まされた。 イチロー選手の引退記者会見の内容は、大学で ...
自治体が「公務員らしくない人」を求める理由。 (後藤和也 大学教員/キャリアコンサルタント) |
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3月の民間企業の就活解禁と同時に、公務員採用試験についても採用広報が開始された。 そんな中、奈良県生駒市がユニークな募集ポスターを作製したという。 安定だけを求める「終身雇用熱望型」はエントリーしないで-。奈良県生駒市は1日、そんな思いを込めた職員採用試 ...
景気は絶好調なのに、なぜ実感できないのか (塚崎公義 大学教授) |
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失業率を見ても企業収益を見ても、景気は絶好調です。しかしそれが実感できていない人が多いようです。今回はその理由について考えてみましょう。 ■景気は絶好調 「景気」という統計はありませんが、経済政策の目的は「インフレと失業の無い経済を作る事」だと考えて良い ...