少年時代を高度成長期とともに過ごし、青年時代にバブルを経験してきた58歳の筆者にとって、生き方の前提は終身雇用であり、年功序列であった。 何も筆者が特別に保守的だったわけではない。バブル当時の若者は、現代では考えられないほど画一的な価値観をもって、就職先 ...
|
年収300万円・陰キャの36歳が実践する「ゆるい」パラレルキャリア(玉木潤一郎 経営者) |
|
玉木潤一郎 経営者 |
|
かつてサラリーマンが会社に人生を捧げた昭和。日本人の勤勉さは、我が国を世界第二位の経済大国に押し上げた。その後、失われた30年と称される平成を経て、令和の若者はどう生きていくのか。 筆者が以前に執筆した記事『「踊る広報」という生き方 ~サラリーマンでもやり ...
中小・零細企業が融資を賢く使うための金融リテラシー (玉木潤一郎 経営者) |
|
玉木潤一郎 経営者 |
|
コロナ禍で業績が悪化し、様々な特別融資で運転資金を手当てして生き延びた中小企業は多いだろう。返済にあたっては1~3年の据え置き期間を設けることもできるが、いざ返済が始まるまでには業績を立て直さなければならない。 創業経営者であればおそらく売り上げを増やすこ ...
国債は国民の借金ではない? 現代貨幣論について経営者が論じてみた (玉木潤一郎 経営者) |
|
玉木潤一郎 経営者 |
|
長引くデフレにコロナ不況が追い打ちをかける今、一部の野党が強く推奨している積極財政。 今こそ政府はお金をどんどん供給すべきだという主張で、その財源については赤字国債の発行、つまり借金で賄えばいいというのだ。すでに借金まみれの日本でそんなことが可能なのか。 ...
新型コロナが中小零細企業に与える教訓(玉木潤一郎 経営者) |
|
玉木潤一郎 経営者 |
|
いまだ収束が見えない新型コロナウイルス問題。世界経済へ及ぼす影響は大きく、2020年3月下旬現在において世界中の株式市場で株価は暴落している。 新型ウイルス肺炎による致死率に関しては専門家に論を譲るが、私たち中小零細企業にとっては、経済崩壊による「死」がより ...
公務員はむしろ副業に向いている? パラレルキャリアが日本を救うと言える理由 (玉木潤一郎 経営者) |
|
玉木潤一郎 経営者 |
|
改めていうまでもないほど我が国の少子高齢化は進行している。経済面での問題は、労働力の中心となる年齢の人口である"生産年齢人口"の減少であろう。政府は次のような見通しを述べている。 生産年齢人口は1995年をピークに、総人口も2008年をピークに、それぞれ減少に転じ ...
男性の育児休暇取得 普及へのカギ (玉木潤一郎 経営者) |
|
玉木潤一郎 経営者 |
|
先日、男性の国家公務員の育児休業に関し、原則として1カ月以上の取得を促す方針を政府が固めた。実施については2020年を目指すことも明らかにし、まずは国の中央から男性の育休を浸透させ、いずれは地方自治体や民間企業へ波及させたい考えだ。 一方、中小企業においては ...
中小企業の現場で働き方改革の実現を阻むものは何か (玉木潤一郎 経営者) |
|
玉木潤一郎 経営者 |
|
働き方改革関連法案が施行され始めて、ようやく半年。 民間企業における取り組みも様々な形で行われており、筆者の経営するような零細な会社であっても、時短勤務や男性産休に取り組むなど日々奮闘している。 改革の旗を振る厚生労働省のホームページには働き方改革の実現 ...
企業はなぜブラック企業に転落していくのか? (玉木潤一郎 経営者) |
|
玉木潤一郎 経営者 |
|
過去に度々報じられてきた違法残業の問題では、多くの企業が労務環境の不備を指摘されている。 労働基準監督署から是正勧告を受けたり、未払賃金を支払うよう命じられたり、最悪のケースでは社員から自殺者まで出すことがあった。 報道は氷山の一角であり、声をあげられな ...
空き家対策が日本経済の国際競争力を向上させる理由 (玉木潤一郎 経営者) |
|
玉木潤一郎 経営者 |
|
日本経済の国際的な競争力低下が懸念されている。日本の労働生産性は、2018年はG7(先進7カ国)で最下位、OECD加盟36カ国中でも21位に甘んじており、スイスのビジネススクールIMDによる63カ国を対象にした「世界競争力ランキング」でも30位の低位だ。 生産性ばかりか、少子 ...
勘違いの「平等」に振り回された、ふるさと納税 (玉木潤一郎 経営者) |
|
玉木潤一郎 経営者 |
|
2019年6月1日から始まったふるさと納税の新制度において、泉佐野市を含む4つの市町が対象から除外された。 ふるさと納税のルールを逸脱した自治体をリスト化して公表するなど、総務省は本来の趣旨から外れているとした自治体への制裁を緩めない姿勢だ。この総務省と自治 ...
忙しいビジネスマンがそれなりの文章を書く方法 (玉木潤一郎 経営者) |
|
玉木潤一郎 経営者 |
|
私は地方で4社の代表取締役を務めている。どれも中小零細企業であるため社長とはいえ暇ではない。 そのため日々多忙ではあるのだが、シェアーズカフェ・オンライン(以下SCOL)というウェブメディアでの書き手として登用を継続してもらうために、最低でも毎月1本以上の記事 ...
「自分が休みたければ他者も休ませろ」働き方改革というブーメラン。 (玉木潤一郎 経営者) |
|
玉木潤一郎 経営者 |
|
2018年の通常国会において最重要法案に位置付けられた「働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律」(通称働き方改革関連法)が、この4月1日から順次施行される。 働き方改革の大きな柱は(1)長時間労働の是正と(2)公正な待遇の確保の2つである。 こ ...
カテゴリー : 経営 労働・ブラック企業問題 |
|
「社員が顧客満足を目指す組織」は社員満足からはじまる。 (玉木潤一郎 経営者) |
|
玉木潤一郎 経営者 |
|
顧客満足度は企業にとって重要な指標である。調査会社による顧客満足度調査や、自社のキャッチコピーとして「顧客満足度ナンバーワン」を掲げる会社もある。企業は顧客に価値を提供することで対価を得ているのだから、当然と言えば当然だろう。顧客満足は、顧客第一主義や顧 ...
嵐の活動休止からみる企業の危機管理 (玉木潤一郎 経営者) |
|
玉木潤一郎 経営者 |
|
突然の活動休止宣言で各報道のトップニュースを独占したアイドルグループの嵐。改めてその人気のすごさを再確認した。 嵐が活動を休止する要因は、リーダー大野さんが自由に暮らしたいという希望を他のメンバーが合意して叶える、というものである。 ところでジャニーズ事 ...
おじさん経営者が今やるべきSNSは何か? (玉木潤一郎 経営者) |
|
玉木潤一郎 経営者 |
|
筆者は54歳のおじさん経営者である。会社では20~30代の若者が活躍しているし、もちろんこれからも若い社員には入社してもらいたい。 そのためという訳でもないがSNSでの発信は社員に見られることも意識しているし、実際に見た社員が感想を言ってくることもある。 感想と ...
カテゴリー : 住宅 家計管理・節約・消費者問題 |
|
消費増税 マイホームはいつ購入するべきか 、 経営者が考えてみた。 (玉木潤一郎 経営者) |
|
玉木潤一郎 経営者 |
|
2019年10月から増税となる消費税。住宅購入を検討している方にとっては金額が大きいだけに買い時が気になるところだろう。 8%から10%へ2%の増税は、たとえば2000万円の住宅を購入する方にとっては単純計算で40万円の負担増となる※。逆に言うと時期を間違えなければ40万 ...
社員10名の零細・無名企業に取材が殺到する理由。 (玉木潤一郎 経営者) |
|
玉木潤一郎 経営者 |
|
企業や商品が紹介されるテレビ番組では、企業の広報担当が登場することが多い。“広報”というとテレビ取材を受けるような特色のある企業や、美人広報で話題を集めたIT企業ばかりが思い出されるかもしれない。おそらく地方の中小企業には馴染みが薄く、必要無いという印象 ...
都会は家賃が高くて儲からないという地方飲食店の勘違い(玉木潤一郎 経営者) |
|
玉木潤一郎 経営者 |
|
地方で飲食店経営をしている方から「都会へ出店したくても賃料が高額だから難しい」という声を聞くことがある。たしかに店舗の賃料は大都市よりも地方の方が安い。さらに地方でも、駅から離れた郊外へいくほど割安になる。 割安という表現を用いたが、賃料が割安なのか割高 ...
「踊る広報」という生き方 ~サラリーマンでもやりたいことを諦めないパラレルキャリアについて~ (玉木潤一郎 経営者) |
|
玉木潤一郎 経営者 |
|
スポーツや音楽や芸術など、学生時代に打ち込んできたことを社会人になって止めてしまう人は多い。 たとえその道のプロフェッショナルにはなれなくとも、かつては高いレベルで取り組んできた活動を仕事中心の生活になっていく中では続けられなくなる。完全に止めなくても趣 ...